Symantec in Sydney

2014年はオープンソースの安全神話が崩壊した年--シマンテックが総括 - (page 3)

鈴木恭子

2014-12-08 07:00

2015年はIoTへのサイバー攻撃が顕在化する?

 また、Symantecは2015年に予測されるセキュリティ動向トップ10として、以下の項目を予想している。

  • IoT(Internet of Things)を通じた「スマートホーム」を狙った攻撃の増加
  • スマートフォンを狙った攻撃の増加
  • 機械学習がサイバー攻撃対策のゲームチェンジャーに
  • モバイルアプリの普及で、プライバシー侵害が深刻化
  • 金銭盗取を目的としたマルウエアの増加
  • データ漏えい件数の増加
  • DDoS攻撃の増加
  • ユーザー行動の多様化によるパスワード認証の限界
  • クラウド(利用)の拡大とそのセキュリティ侵害
  • キュリティベンダーのどうしのパートナーシップ、脅威情報の共有による防御態勢の強化

 中でもIoTをターゲットにした攻撃は、その影響範囲が想像できないという。IoTが生活全般に浸透する中、「Fitbit」のようなウェアラブルデバイスにマルウエアが仕込まれた場合、同デバイスと連携するシステムにも感染が広がる可能性がある。特にウェアラブルデバイスを認証デバイスとし、家電全体がネットワークでつながった「スマートホーム」のような環境では、誤作動すれば人体に影響を及ぼす危険性がある。

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