2015年はIoTへのサイバー攻撃が顕在化する?
また、Symantecは2015年に予測されるセキュリティ動向トップ10として、以下の項目を予想している。
- IoT(Internet of Things)を通じた「スマートホーム」を狙った攻撃の増加
- スマートフォンを狙った攻撃の増加
- 機械学習がサイバー攻撃対策のゲームチェンジャーに
- モバイルアプリの普及で、プライバシー侵害が深刻化
- 金銭盗取を目的としたマルウエアの増加
- データ漏えい件数の増加
- DDoS攻撃の増加
- ユーザー行動の多様化によるパスワード認証の限界
- クラウド(利用)の拡大とそのセキュリティ侵害
- キュリティベンダーのどうしのパートナーシップ、脅威情報の共有による防御態勢の強化
中でもIoTをターゲットにした攻撃は、その影響範囲が想像できないという。IoTが生活全般に浸透する中、「Fitbit」のようなウェアラブルデバイスにマルウエアが仕込まれた場合、同デバイスと連携するシステムにも感染が広がる可能性がある。特にウェアラブルデバイスを認証デバイスとし、家電全体がネットワークでつながった「スマートホーム」のような環境では、誤作動すれば人体に影響を及ぼす危険性がある。