トランスコスモスは1月8日、自社開発のコンタクトセンターソリューション「Contact-Link」のコンセプトに、世界で利用されているSaaS型の顧客情報管理システム(CRM)「Salesforce」を組み合わせた「Contact-Link on Salesforce」の提供を開始した。2015年度内で新たに10社の導入を目指す。
電話に加え効果的なアウトバウンドを実現できるというショートメッセージサービス(SMS)でのコミュニケーションをSalesforce上でも利用できるようにし、複数拠点にまたがるアウトバウンドの進捗を一元管理する。
SMSは、国内キャリアの携帯電話とPHSであれば、スマートフォンやフィーチャーフォンなどのデバイスは関係なく、メールと比較しても高い到達率・開封率を可能にする効果的なアウトバウンドツールとして用いられる。専門の分析チームによる顧客属性や行動履歴をベースにスコアリングすることで、確度の高いターゲット抽出による施策効果の向上も期待できるとした。
Contact-Link on Salesforceのサービスイメージ(トランスコスモス提供)
同社では、セールスフォース・ドットコムとの間でVAR(付加価値再販)パートナー契約を締結し、同社のクラウドサービスの導入開発やコンサルティングをはじめとする各種ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービスを提供している。両社は、今後もクラウドとBPOの融合を図り、顧客企業の売上拡大とコスト削減を支援するサービスを提供していくとしている。