
日本オラクル システム事業統括 プロダクト・マネジメント・オフィス プロダクト・ビジネス推進部 シニア・セールス・コンサルタント 山崎隆文氏
「管理ソフトもテープ上のファイルアクセスをシンプルにしたLiner Tape File Systemで、USBメモリのような操作感を実現し、LTFSのLibrary Editionでテープを含めたストレージシステム全体をNASのように認識できる。階層化ストレージ管理ソフトの“SAM-QFS”でデータが増加しても増加分がテープに移動し、システムやストレージの増強が不要で、消費電力や運用コスト削減にもつながる」(日本オラクル システム事業統括 プロダクト・マネジメント・オフィス プロダクト・ビジネス推進部 シニア・セールス・コンサルタント 山崎隆文氏)
混在したストレージを導入した国内事例としては、放送局の映像データや金融機関の機密文書などを保管するサービスを提供するアーカイブビジネス事業者、国内研究機関が研究データや実験データの効率的な保管のために利用している例がある。
「アーカイブビジネス事業者は、NASとテープを両方利用し、アクセス頻度に応じて自動的にデータを配置することで運用を飛躍的に向上している。研究機関の事例は、頻繁にアクセスする研究データと、一定期間保管が必要な再現性のない実験データを効率的に保管することを狙いに、フラッシュ、HDD、テープの3階層とすることで、ディスク容量削減と消費電力削減を実現した、国内で初めての事例となっている」(宮坂氏)
国内では伊藤忠テクノソリューションズがオラクルのストレージ製品導入の事前検証を行うパートナーとしてデモセンターを運営することができる認定を国内で初めて受けている。今後は「パートナー協業も含めて、最適なストレージ導入を提案していきたい」(宮坂氏)という。
