NTTコミュニケーション科学基礎研究所が研究開発中の振動ナビゲーター「ぶるなび」は、人間の錯覚を利用して「あたかも手を引かれるような感覚」を生み出す装置だ。ぶるなびを利用してスマートフォンなどで触覚情報を提示し、バーチャル犬の散歩といったゲームなどの利用や、観光案内、買い物支援、盲導犬の補助など、さまざまな利用が想定される。
出所:NTTホームページ http://www.ntt.co.jp/topics/burunavi/index.html
人間の視覚情報の記録、仮想空間からリアルへ
イタリアの企業「MHOX」社では、3Dバイオプリンティング技術による人間の眼球を作り出すプロジェクト「EYE(Enhance Your Eye)」が、2027年1月の実用化を見据えて開発が進められている。
出所:MHOX ホームページ http://mhoxdesign.com/
本プロジェクトには、「HEAL(医療用)」、「ENHANCE(強化用)」、「ADVANCE(進化用)」の3つのモデルがある。ADVANCEでは、Wi-Fiで接続し、視覚情報を記録して、オンラインで共有することも可能となるという。
米Facebook傘下のオキュラスVRは5月6日、バーチャルリアリティ(VR=仮想現実)の映像が楽しめるヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift(キュラスリフト)」を2016年1~3月期に販売開始すると発表した。
Oculus Riftは、あたかもひとつの現実の中にいるかのような360度を見渡せる立体の映像が広がる世界を体感することができ、ゲームだけでなく、医療やスポーツ、教育分野などでの活用が期待されている。