セールスフォースの「Analytics Cloud」に新アプリ--「Sales Wave Analytics」発表

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-06-19 10:52

 Salesforce.comは、「Wave Analytics Cloud」に新たなアプリを追加することを発表した。

 2014年10月にDreamforce 2014で発表された「Wave」は、営業やマーケティング担当者だけでなく、幅広いビジネスユーザーを対象としたプラットフォームで、あらゆるデータ源からモバイルでデータを引き出せるように設計されている。

 このプラットフォームでは、アプリはWave上で構築され、Salesforceが提供する。最初に提供される「Sales Wave Analytics」は、同社のルーツである営業支援分野のアプリだ。

 このアプリは、モバイルデバイスを利用して、営業チームの受注スピードの改善やタスクの割り当てに、分析によって得られた知見を役立てるものだ。現在このアプリは一部の顧客でテストされており、2015年中に一般への提供が開始される。

 Salesforce Analytics Cloudの製品マーケティング担当シニアディレクターAnna Rosenman氏は、「当社がCRMに関して行ってきたのは、テクノロジを使いやすく、顧客のビジネスニーズに合わせてカスタマイズできるものにすることだ。より多くのユーザーに解放することによって、破壊的な進歩が起きる分野が1つある。それは分析だ」と述べている。

 SalesforceはWaveが発表された頃から、Waveは企業が持つレガシーデータを活用し、一般のビジネスユーザーが利用可能なものにするものだと述べている。Rosenman氏によれば、これは消費者のニーズに加え、ほかのテクノロジ企業、特にGoogleから得たヒントによって実現された部分も多いという。

 Sales Wave Analyticsアプリは、「iPhone」「iPad」「Apple Watch」で提供されるが、ほかのプラットフォームへの対応も計画されている。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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