飲むことに理由はなくていい
シャンパーニュにまつわる名言は多く残されています。 私が一番好きなのは、オスカー・ワイルドの「シャンパンを飲む理由を見つけられないのは、想像力の足りない人間だけだ」。
この言葉に出会って以来、何かにつけて「だって、オスカー・ワイルド様もああ言っていたもの」と引き合いに出し、シャンパーニュを飲む理由にしています。マリリン・モンローは、「毎晩シャンパンのお風呂にはいるの」「毎晩寝る前にシャネルの5番香水をつけ、毎朝グラス一杯のパイパー・エドシック(シャンパーニュの銘柄)のシャンパンで目覚める」と言っています。
「香水をつけない女性に未来はない」というココ・シャネルの言葉のように、マリリンのような艶やかな色気を身につけるには、香水とシャンパーニュは必須アイテムなのかもしれません。
普段着シャンパーニュのすすめ
さて、前置きが長くなりましたが、今日の話は「シャンパーニュ」。こう暑い日には、冷えたシャンパーニュが最高においしいですね。発泡性ワインのなかでも、フランスのシャンパーニュ地方で作るものだけが「シャンパーニュ」を名乗れます。
シャンパーニュと同じ製法で作られるものに、イタリアの「フランチャコルタ」、スペインの「カヴァ」などがありますが、シャンパーニュだけはやはり特別。「デートのとき、乾杯がシャンパーニュじゃないと大切にされていない気がする」というイタリア人女性もいるくらいです。
シャンパーニュをお祝いや記念日に開けるのはもちろん、私がオススメしたいのは、シャンパーニュを日常に取り入れること。まさに「何でもない日、おめでとう!(by 糸井重里)」。全身ぴっちりブランド品で固めた都会派美女より、普段着にさり気なくハイブランドのアクセサリをつけている方が、小慣れた感じでオシャレに見えるのと同じです。
「そうはいっても、家でわざわざ開けるのはなぁ……泡モノは日持ちしないし」という時に使えるのがシャンパンバー。都内をはじめ大阪や札幌など主要都市にはシャンパーニュを数多く取りそろえるシャンパン・バーも増えてきています。
食べものはおつまみのみ、ワインも置かない徹底したシャンパーニュ専門店から、食事もできてシャンパーニュだけでなくワインも置いてあるお店までさまざまです。