パブリッククラウドの機能拡張も
さらにVMwareでは、同社のパブリッククラウドサービス「VMware vCloud Air」をアップデート。VMware ハイブリッドクラウド事業担当 エグゼクティブバイスプレジデント 兼 ジェネラルマネージャーのBill Fathers氏は、「最新版では特にハイブリッド環境での利用が想定されるディザスタリカバリなどの機能を中心に拡張した」としている。
まず、ディザスタリカバリサービスの「VMware vCloud Air Disaster Recovery Services」においては、これまで月額のサブスクリプションサービスのみだったのが、利用した分のみを課金対象とする「Disaster Recovery OnDemand」を提供する。また、ディザスタリカバリにおけるテストや運用、オーケストレーションを一元管理できる「Site Recovery Manager Air」の提供を開始する。
このほかにもvCloud Airでは、非構造データ向けのストレージサービス「VMware vCloud Air Object Storage」を用意。「Google Cloud Platform」または「EMC ViPR」をベースとした基盤で同サービスを展開する。さらには、Microsoft SQL Serverに対応したデータベース・アズ・ア・サービスとして「VMware vCloud Air SQL」も提供する。今後は他のデータベースにも対応していく予定だ。
Fathers氏は、VMwareの提供するユニファイドハイブリッドクラウドプラットフォームを導入することで、「vSphereを基盤とした統合された環境が、プライベートクラウドでもパブリッククラウドでも構築できる」として、これがOne Cloud, Any Application, Any Deviceに近づくプラットフォームだとした。