M2MとIoTの違い
ぷらっとホームは、有力IT企業などと組んで15年度中にIoTサーバの先行的な活用事例を作りたい。「こんな使い方で劇的に変化することを、事例を通じて知ってもらいたい。いままでとは違うデバイスをつなげることで、新しいサービスも生まれる」とし、鈴木社長が一例を挙げる。M2M(マシンツーマシン)の自動販売機は、データを中央に集めて在庫や販売を管理するのに対して、IoT化した自販機は自販機にない商品まで売る。
例えば、自販機のディスプレイからビール1ダースを注文し、自宅に配達する。帰宅時に近所のコンビニでピックアップも可能になる。自販機は特定のメーカーの商品を独占的に販売するではなく、多くの商品やサービスを販売するものに進化するわけだ。
そんな開かれたサービスがどんどん生まれてくる。しかも、つながるモノが増えるに従って、サービスのレベルが上がり、利用コストが下がる。結果、より多くの人が使うサービスに成長する。鈴木社長は、そんな市場を支える小型サーバーの需要拡大を期待しているのだろう。