プロフェッショナル向けのネットワーキングサイトSpiceworksは先週、企業ネットワーク上に少なくとも1台の「Windows 10」搭載マシンがある企業の数を、匿名の集約化されたデータにより調査して結果を発表した。それによると、企業環境におけるWindows 10の採用率は現時点で11%となっており、同社が6月に発表した、企業内での採用予定に関する調査結果よりも2倍以上速いペースで導入が進んでいることになる。
当時の調査では、40%の企業がWindows 10のリリースから1年以内の採用を予定していたが、現在のトレンドが続く場合、この比率ははるかに高くなるだろう。
6月当時の調査結果。40%の企業がリリースから1年以内の採用を予定していた。
また、Windows 10の浸透率は、北米地域がその他の地域よりもはるかに高くなっている。
具体的には、北米地域の浸透率はEMEA(欧州、中東、アフリカ)地域よりも13%高く、ラテンアメリカ地域よりも27%高く、アジア太平洋地域よりも41%高くなっている。
左から北米、EMEA、ラテンアメリカ、アジア太平洋地域
Windows 10を最も積極的に導入しているのは中~大規模企業であり、500人超の従業員を抱える企業における浸透率は約23%となっている。その一方で、従業員が50人以下の企業における浸透率は5.3%にとどまっている。
最後になるが、Windows 10の採用に関する興味深いデータとして、どの業界で同OSの採用が進んでいるのかというものもある。
上からソフトウェア、製造、政府機関、建設、エネルギー、保険、小売、娯楽、エンジニアリング
Windows 10は、かつてない速度で普及が進んでいるOSのようだ。「Windows 7」や「Windows 8」は、1億の大台に乗るまで6カ月かかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。