人間の多くのキャリアパスは、スマートマシンによって、大きな影響を受けることが指摘されている。
Gartnerが7月に発表した調査によると、2020年までにスマートマシンによって、破壊されるキャリアパスは17%、パーソナルスマートマシンによって高められるキャリアパスは12%、エンタープライズスマートマシンによって高められるキャリアパスは22%と予測している。一方で影響を受けないキャリアパスは49%だ。
つまり、2020年までに、約半分の労働者が、スマートマシンの影響による自分自身のキャリアパスの良くも悪くも見直しを迫られることになる。
以前に紹介したが、Gartnerが10月6日に発表した、IT分野の2016年以降の10大予測「Gartner Reveals Top Predictions for IT Organizations and Users for 2016 and Beyond」において、
2018年までに、世界の300万人以上の労働者がロボット上司の管理下に置かれるようになる
2018年までに、新興企業の45%は、社員よりも多くの簡単に複製可能なスマートマシンを所有するようになる
といったように、スマートマシンが働き方や組織のあり方にも大きな影響を及ぼすことが予想される。