同様に、ソースコード中の「(2)クマちゃんの画面表示」、「(3)クマちゃんを歩かせる」、「(4)くまちゃんのジャンプ」の個所も、ソースコードをコピー&ペーストして、行頭の「//」を削除します。デプロイして「右上に向かう矢印」のアイコンをクリックすると、ゲームアプリの完成画面になります。キーボードのカーソルキー(矢印キー)を操作して、クマを歩かせたり、ジャンプさせたりして遊んでみましょう(図30)。
図30:完成したゲームアプリで遊んでいるところ
カーソルキー(矢印キー)を操作する代わりに、画面左下の十字型の模様をマウスでクリックしても操作できます。ゲームオーバーになったら、ページを再読み込みすると最初の画面に戻ります。
スマホで遊ぶには、スマホのウェブブラウザを起動して、URL欄にアプリケーションサーバのURLを入力します(図31)。スマホの画面では、左下の十字型の模様にタッチすると、クマの動きを操作できます。
図31:スマホのゲーム画面
ソースコードの編集とデプロイに慣れてきたら、ソースコード中のパラメータの数値を変えてみて、動作を調べてみても楽しいでしょう。たとえば、「くまちゃんのジャンプ」のソースコードで、
とあるところを、
に変更すると、クマが前よりも高くジャンプするようになります。ほかにも、ソースコード中の日本語コメントを読んでソースコードを変更してみて遊んでみてください。
いろいろといじりすぎてプログラムが正しく動かなくなったときに備えて、変更する前のソースコードは行頭に「//」を付けて、プログラム中に残しておくとよいでしょう。
いかがでしたか?PaaSを使うとPCが1台あるだけで簡単にスマホゲームを作ることができます。実際に手を動かしてサーバを構築したりソースコードを編集したりすることで、PaaSへの理解も深まったのではないでしょうか。新年からのお仕事にきっと役立つことと思います。