NECは、「ActSecure SaaS型セキュリティサービス」向けにクラウド型サンドボックス機能「クラウドサンドボックスサービス for FortiGate」の提供を開始した。フォーティネットジャパンが7月21日に発表した。
フォーティネットのFortiSandboxを用いたSaaS型セキュリティサービスで、FortiGateユーザー向けに提供される。具体的には、NECのクラウド上にFortiSandboxでサンドボックス環境を構築し、シェア型または個別型として提供する。初期コストを抑えており、運用担当者がいない企業でも、標的型攻撃など未知の脅威への対策を手軽かつ迅速に始められるとしている。
FortiSandboxは二重構造を持った独自のサンドボックス技術により効率的に脅威を検知、プロアクティブな脅威検知と減災対策を提供するとともに、脅威の本質を把握することで実効性の高い対策を可能するという。
NECでは、2006年から10年にわたりFortiGateを対象にセキュリティ運用サービスを提供してきた。また2010年からはフォーティネットのゴールドパートナー(現在ではプラチナパートナー)として、通信事業者、自治体・公共、大学研究機関、大手エンタープライズなどの企業に対し、フォーティネットのセキュリティソリューションを導入、構築している。