Googleは米国時間8月9日、「プリエンプティブル仮想マシン(VM)」の価格を引き下げたと同社ブログで発表した。プリエンプティブルVMという選択肢は、信頼性に対する要求がさほど厳しくなく、とにかく安価にパブリッククラウドを使いたいという顧客の要望に応えるものだ。
Googleの製品マネージャーMichael Basilyan氏は同ブログへの投稿で、アルゴリズムのチューンアップと、効率化、使用パターンの分析を実施してきた結果、プリエンプティブルVMの価格を最大33%引き下げることにしたと述べている。
プリエンプティブルVMは、「Google Compute Engine」の他のVMとよく似ているが、大きな制約が2つある。それらは、24時間を超えてインスタンスを存続させることができないという点と、Googleが他の用途でリソースを必要とした場合にインスタンスをプリエンプション(シャットダウン)できるという点だ。つまり、プリエンプティブルVMは完全に保証されたリソースではないが、追加のクラウドリソースに安価にアクセスできるというオプションを顧客に提供する。
Basilyan氏によると、プリエンプティブルVMは2015年に提供が開始されて以来、データの分析や、動画の描画、衛星画像の処理といった目的で利用されているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。