重点分野の1つのロボット分野で、ドローンのさまざまな分野での活用に向けたシステム開発が進められている。
IHIは不定形の段ボールに入った救援物資を、孤立した場所へ安全かつ人手をかけずに、ピストン輸送する大型ドローンの開発を進めている。事業化後の目標は、浜通り地域を拠点として、大型の飛行ロボットの開発・製造、オペレーターの育成の実施を進める。

(出所:経済産業省 福島イノベーション・コースト構想 地域復興実用化開発等促進事業採択プロジェクト事例集 2016.10)
アルパインは、利用容易性・安全性を高めたドローンの自動航行システムの開発を進めている。事業化後の目標は、2019年にインフラ自動点検システムなどのサービス事業化を目指している。

(出所:経済産業省 福島イノベーション・コースト構想 地域復興実用化開発等促進事業採択プロジェクト事例集 2016.10)
日本原子力研究開発機構とウィンディーネットワークは、海洋調査の基盤となる海洋向けのドローンの開発を進めている。実用化後の事業化目標は、福島沖での放射線分布測定への適用や離島での環境測定、港湾での海底地形測量などへ利用する。