編集部からのお知らせ
記事まとめ「サードパーティークッキー問題」公開
記事まとめ読み:GIGAスクール

「SD-WAN」の現在(後編)--主要プレーヤーの特徴

畳家 庄一

2016-12-27 07:00

 「SD-WAN」というキーワードについて、代表的な製品を取り上げ、利用シーンやメリットを具体的に詳しく解説していく連載の第1回、今回は後編です(前編)。

進化するSD-WANマーケット

 2016年1月以降、北米での導入事例が広まるにつれ、日本国内のサービスプロバイダや大企業において「SD-WAN」への調査と導入検討が始まりました。しかしながら、ここで大きな問題が発生します。

 前述したように「SD-WAN黎明期に導入成功した事例」は、インターネット回線のみを前提としていました。つまり、サービスプロバイダが提供するMPLS網や既存DCとの接続についてのノウハウが蓄積されていなかったのです。2016年前半に検討された大企業向けPoC(実環境における検証)のほとんどは、この課題にぶつかり、期待通りの結果を残せませんでした。

SD-WANの閉域網サポート=ハイブリッド WAN対応
SD-WANの閉域網サポート=ハイブリッド WAN対応

 こうした背景もあり、2016年中期以降、インターネットと閉域網の両方をサポートする環境である「ハイブリッドWAN(Hybrid WAN)」への対応がSD-WANマーケットの大きな課題となりました。2015年以前のSD-WANスタートアップ企業は、自社製品を機能拡張することでハイブリッドWANに対応しました。代表的なメーカーとして「Viptela社」「VeloCloud社」が挙げられます。

 また、SD-WANが閉域網への接続ポイントを持ったことにより、一部のSDN製品がオプションとして、SD-WAN対応を開始しました。こちらの代表的なメーカーとして「Nuage Networks社(Nokia社が買収)」が挙げられます。

 さらに、GUIベースのコントローラを持つルータ製品も、SD-WANマーケットに参入し始めており、代表的なメーカーとして「Cisco Systems社(WANルータ)」「Meraki社(Cisco Systems社が買収)」が挙げられます。

 加えて、閉域WAN回線に対する最適化装置(WOC)なども「SD-WANマーケット」に登場し、この代表的なメーカーとして「Riverbed Technology社」が挙げられます。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    最先端のデータサイエンティストでいるための5つのヒント—AIによる高度化でデータの達人であり続ける

  2. ビジネスアプリケーション

    経理部門 554人に聞いた「新しい経理部門の働き方」 その実現に向けた具体的な行動指針を解説

  3. セキュリティ

    パンデミックに乗じたサイバー攻撃に屈しない 最新の脅威分析レポートに見る攻撃パターンと対応策

  4. 運用管理

    DX時代にIBM i は継続利用できるのか? モダナイゼーション実施で考えておくべき5つの視点

  5. セキュリティ

    サイバー攻撃でPCに何が起きている? サイバーディフェンス研究所の名和氏が語るフォレンジックのいま

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]