人類は人工知能を使いこなせるのか--AIの未来と社会実装を議論 - (page 2)

林 雅之

2017-04-06 07:00

 前・ホワイトハウス科学技術政策局CTO補佐官、プリンストン大学教授のエドワード・フェルテン氏は、AIネットワークのガバナンスについて、米学会でも研究対象としており以下の3つの異なるアプローチを検討しているという。


エドワード・フェルテン氏(前・ホワイトハウス科学技術政策局CTO補佐官、プリンストン大学教授)
  • 技術的課題への対応(安全や予測可能性のあるものなど)
  • 制度や説明責任(どのように組織が機能すべきかなど)
  • 倫理、原則はどうすべきかなど

 政府では、AIネットワークのガバナンスにおいて、ソフトな規制にとどめており、新しい規制で規制を設けるのではなく、既存の規制をAIの進展に適応させていくアプローチをとっているという。


Google Inc主席研究員、Google Brain 共同創始者(Partnership on AI 評議員)グレッグ・コラード氏

 Google主席研究員、Google Brain 共同創始者(Partnership on AI 評議員)のグレッグ・コラード氏は、産業界におけるAIネットワークのガバナンスについては、まだまだ研究が始まったばかりであり、どのテクノロジが一番役にたつのかわかっていないものの、AIネットワークの領域においては多くのイノベーションが生まれるチャンスがあると述べた。

 政策面では、研究開発を促進する政策を推進し、ビジネスではオープンなコラボレーションが必要であり、特に、企業の研究部門との協力によるオープンリサーチの必要性を示した。今回のような国際的なフォーラムもいい触媒になっているとし、国際間でこのようなフォーラムを継続的に続けていくことの重要性を述べた。

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