藤井氏:何のためにFinTechや新しい技術を、ICTなどを使って作っていくのかと考えると、会社という視点なら、最終的には収益を上げて業績につなげていくということになります。
一個人としてのモチベーションは、金融を通してもっと便利な社会を作っていったり、まだまだ金融が行き届いていない人たちを金融がうまくサポートできるようになると、日本の社会がよくなっていく可能性を追求していきたいです。
そういう大きな、良くなっていく将来像に対して、自分たちがどれだけ貢献できるのかという方向性を忘れないようにしています。
滑らかに金融が使われる、フリクションのない金融サービスが提供できるような社会になれば良いと思うし、その時のサービスを作ったのが自分たちだと将来的には言えたら良いと思います。
渥美坂井法律事務所・外国法共同事業パートナー弁護士 落合孝文氏
落合氏:金融が覆っている部分が、金融以外の全ての産業に行き渡っていくのがFinTechの真価です。
データもそうなると思いますが、お金というのは血液のようにいろいろな産業に行き渡る必要不可欠なものなので、そのような金融にぜひテクノロジを使っていってほしいです。
テクノロジが変わっていくことで、規制などの面でも既存の想定とは違うことが出てきますが、より良い形でビジネスができたらいいですし、利用者も安心して使えるようなものになればいいと思います。
FinTechの潮流は昔からの法律が想定していない部分もありますが、少しずつ制度も変わってくるのでは。
サンドボックスと言われるような、実験環境を準備していくことも含めて、個人的には手伝っていきたいと思っています。
<了>