編集部からのお知らせ
ZDNet Japanが新しくなりました!
New! 懸念高まる産業機器のセキュリティ
デジタル未来からの手紙

経営と同化するデジタル戦略--なぜ日本ではテクノロジが軽視されるのか - (page 3)

林 雅之

2017-05-17 07:00

 企業では、経営戦略を実現するにあたって、デジタル化の検討・実施も重要な位置づけである。

 一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)は4月28日、 ITユーザー企業の投資動向やIT戦略動向などを定点観測した「企業IT動向調査2017」を公表した。

 経営戦略とIT戦略の関係別でのデジタル化検討状況について、「経営戦略とIT戦略の関係が強い」としている企業の6割超が、「ビジネスのデジタル化の検討」を進めているのに対して、「IT戦略自体の検討がなされていない」企業はわずか十数%にとどまっている。デジタル化の検討には経営戦略を踏まえた上でのIT戦略の立案が重要となっている。


出所:日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)「企業IT動向調査2017」 2017.4.28

 デジタル化を推進する部署について、デジタル化企画の推進は半数以上の企業が(組織化はされていない)IT部門と事業部門の共同チームとなっており、大企業ほどその比率が多くなっている。今後の大きな鍵となるデジタル化専門部門は、わずか数%程度と低い数値という状況だ。


出所:日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)「企業IT動向調査2017」 2017.4.28

 デジタル化を実施している(成果あり)企業の特徴を少し整理する。これらの企業は、自社保有のシステムだけでなく、社外(協力企業、サービス提供者)のデジタル化の全体像まで描いている企業は21.4%、自社を中心にデジタル化の全体像を描いている企業は37.5%と、6割近くが自社、社外を含む情報システムの全体像を描いている状況だった。


出所:日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)「企業IT動向調査2017」 2017.4.28

 また、デジタル化の成果が出ている企業では、経営や事業部門が予算確保を要請する傾向や、新技術を保有しているベンチャー企業を新たに開拓している傾向も顕著となっている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]