編集部からのお知らせ
記事まとめ「サードパーティークッキー問題」公開
記事まとめ読み:GIGAスクール
仕事で使うアップルのトリセツ

WWDCで再スタートしたアップル - (page 4)

大木豊成

2017-06-09 08:45

iPadはMacとは違う道を行く

 今回発表されたiPad Proは、A10Xというプロセッサを搭載し、今までデュアルコアだったものが6コアになり、GPUは12コアになっている。それは新しい10.5インチと同時に12.9インチも同じように進化しており、12.9インチは軽量化も図られている。

 VR、ARに対応していく上で、この圧倒的なパフォーマンスを最大限に活用できるのだが、多くのメディアではMacとの差別化について論じられているものが多い。しかし、Appleが本当に考えていることは、iPadで今までのパソコンとは別路線、別の領域の需要を生み出すことではないだろうか。

 考えてみよう。2010年4月3日に米国で発売された初代iPadは、同年1月の発表の場で、Jobs氏がソファにもたれて操作する姿を見せた。これが、当時のAppleのメッセージだったのだ。過去に、ソファにもたれて操作することがふさわしいパソコンは存在しなかった。同時にiPadというスタイリッシュな端末を持ち歩くことが、エグゼクティブのステータスにもなった。

 現在、iPadは決してエグゼクティブの特権ではなく、iPad ProにApple Pencilで絵や図を書くクリエイターは多いし、医療関係のアプリケーションも増えてきている。また、iPad Pro12.9インチのサイズを生かしてデジタルサイネージに活用している小売業も多数存在する。

 つまり、MacなどのPCとはさらに異なった領域を見出すのがiPad Proの使命なのではないだろうか。筆者自身にとっても、Macを持ち出すときは、外出時に資料を作らないといけないとか、見積書などを作成することが多い場合。一方で、プレゼンテーションや説明が中心の外出の場合には、iPad Proだけで出かけている。筆者はセルラーモデルを使っているが、その点でも使い勝手がいい。

 2017年のWWDCでは、MacにiPad、HomePodなど盛り沢山に登場したが、法人での活用が視野に盛り込まれたOSになったことも大きい。次回は、Apple製品を業務に活用する人たちについて見ていきたい。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    最先端のデータサイエンティストでいるための5つのヒント—AIによる高度化でデータの達人であり続ける

  2. ビジネスアプリケーション

    経理部門 554人に聞いた「新しい経理部門の働き方」 その実現に向けた具体的な行動指針を解説

  3. セキュリティ

    パンデミックに乗じたサイバー攻撃に屈しない 最新の脅威分析レポートに見る攻撃パターンと対応策

  4. 運用管理

    DX時代にIBM i は継続利用できるのか? モダナイゼーション実施で考えておくべき5つの視点

  5. セキュリティ

    サイバー攻撃でPCに何が起きている? サイバーディフェンス研究所の名和氏が語るフォレンジックのいま

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]