「Intel Xeon Scalable Processor Family」(Xeon Scalable)は、モデルがPlatinum、Gold、Silver、Bronzeの4つに分かれている。それぞれのモデルによって、コア数、メモリのスピード、AVX512(命令セット)の機能、サポートするソケット数、RAS機能などに差がある。
Xeon Scalableのモデル別の機能表(米Intelサイト「Xeon Scalable」のProduct Briefより)
Xeon Scalableは、4つのモデルに分かれている。Goldが2つのモデルに分かれているため、厳密には5つになる(米Intel資料より。以下表記の無い場合は同じ)
4つのモデルの中でハイエンドになるPlatinum81XXシリーズは、Xeon Scalableでは最大のコア数28コア/56スレッドをサポートしている。また、動作クロックも3.6GHzと最も高い(なお、コア数が増えると動作クロックが低くなる。3.6GHzは4コア製品)。メモリとしてはDDR4 2666MHzをサポートし、最大メモリ容量は768GB(Mモデルは1.5TB)になる。
同シリーズは、2/4/8ソケットをサポートしている。8ソケットまでサポートしているのは、Platinum81XXシリーズだけだ。8ソケット以上のサーバに関しては、サーバベンダーなどが独自にチップセットを作ることで対応できる(コストが高くなるため、実際には多くのベンダーが8ソケットを選ぶだろう)。
Platinum81XXのAVX512は、2つのFused Multiply-Add (FMA)を搭載することで、最大性能を生かせるようになっている。この他、RAS機能としても、フルスペックのIntel RunSure Technologyが入っている。
Xeon ScalableのハイエンドモデルがPlatinum81XXシリーズ。最大8ソケットに対応