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Oracle OpenWorld

あらゆる企業のクラウド化はまだスタート地点、次の一手も示すオラクルの狙い - (page 2)

國谷武史 (編集部)

2017-10-03 11:21

AIやブロックチェーンを組み込む

 AIやブロックチェーンは、半ばそれ自体が世の中に革新をもたらすといったマーケティングメッセージが珍しくない。Oracleも2016年のOOWでAIの取り組みを表明したが、OOW2017では、Oracle Cloud Applicationsを組み込んだ「Oracle Adaptive Intelligent Apps」の正式リリースを発表した。

 AI自体のアプリケーションサービスへの組み込みは、マーケティングの「Adaptive Intelligent Apps for CX」で先行していたが、OOW2017では新たにERPやHuman Capital Management(HCM)、サプライチェーンマネージメント(SCM)などのサービスに組み込まれる。


AIやブロックチェーンなどのテクノロジは、それ自体を目玉にするより、各種アプリケーションが提供する“価値”を高めるという位置付け
アプリケーション製品開発担当エグゼクティブバイスプレジデントのSteve
アプリケーション製品開発担当エグゼクティブバイスプレジデントのSteve Miranda氏

 アプリケーション製品開発担当エグゼクティブバイスプレジデントのSteve Miranda氏は、AIやブロックチェーン、IoTなどのテクノロジが、クラウドなどに続く新たな従来型ビジネスの“破壊”をもたらすと述べ、クラウドをベースにこれらテクノロジを組み込むアプリケーションを企業に提供することで、企業の変化を支援していくと語った。

 例えば、AIでは同社が提供可能な数十億件もの匿名化された個人プロファイルのデータと企業が保有するデータなどを機械学習させ、アプリケーションから洞察を提供していく。機械学習を繰り返すことで企業は自社に必要な洞察の精度を高めていくと同時に、マーケティングなどにおけるチャットボットやビデオメッセージといった多彩な顧客接点からの情報を加味して、ダイナミックかつ戦略的なマーケティング活動を展開していけるという。

 また、ブロックチェーンやIoTについてもERPなど各種アプリケーションに組み込まれ、連続性のあるソリューションとして企業が活用できるシナリオを描く。Miranda氏によるデモでは、複数の製造拠点を抱える菓子メーカーにおいて問題を抱える生産現場の情報をIoTで可視化し、ERPのデータなども分析して改善策を打ち出し、同時にソーシャルネットワーキングを活用してOne to Oneマーケティングにつなげる将来像が提示された。

次なるデジタルの“破壊”に立ち向かうというユーザー事例''
次なるデジタルの“破壊”に立ち向かうというユーザー事例

 OOW2017の2日目における同社のメッセージは、クラウドなどに始まった従来型ビジネスの“破壊”という現実に企業がよりどう向き合うのか、さらにはAIなど次なる“破壊の波”に備えていくべきかを示すものだった。

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