また阿里巴巴は、芝麻信用を活用した賃貸住宅仲介サービス「信用租房」を双十一前にリリース。上海、北京、杭州、深セン、成都、南京、西安、鄭州の8都市の賃貸住宅について、信用スコアが650点以上の場合、敷金が不要となるサービスだ。
阿里巴巴を追う京東も、双十一に合わせて不動産売買仲介サービスに参入。またリアルショップにおいても、京東に出店する店舗のリアルショップで、京東の支払いアプリ「京東支付」を利用すると得するキャンペーンを実施した。これによりオンラインとリアルでの客の動きの把握を狙う。
人が集まるショッピングモールなどのリアルショップでも、この日様々な双十一キャンペーンを見ることができた。双十一は「オンラインショップでどれだけ沢山売れた」という話だけでは不十分なのである。
- 山谷剛史(やまやたけし)
- フリーランスライター
- 2002年より中国雲南省昆明市を拠点に活動。中国、インド、アセアンのITや消費トレンドをIT系メディア・経済系メディア・トレンド誌などに執筆。メディア出演、講演も行う。著書に「日本人が知らない中国ネットトレンド2014 」「新しい中国人 ネットで団結する若者たち 」など。