MicrosoftとSAPはここ数年、数々の提携を締結してきている。そして米国時間11月27日、両社はさらなる提携を発表した。
今回の提携は、両社が互いのクラウド製品を自社内で配備するよう注力していくとともに、その結果として生み出された両社の統合ビジネスサービスを共同でエンジニアリング、サポートしていくというものだ。
両社は少なくとも2011年から、「Microsoft Azure」上でSAPのビジネスソフトウェアやサービスを実行可能にするために協力してきている。そして2014年には、SAPの中核ビジネスアプリケーションの多くがAzure上で認定されるようになると発表していた。なお、Amazonのパブリッククラウド上では同様の認証が2011年から実現されている。
SAPは2017年に入ってから、「SAP HANA」や他のSAPサービスが「Amazon Web Services」(AWS)上や、Azure(パブリックプレビュー段階)上、「Google Cloud」(デモ段階)上で利用可能になったと発表している。Microsoftはその際、「SAP HANA Enterprise Cloud」の配備オプションにAzureを加えるためにSAPと協力していると述べていた。なおSAP HANA Enterprise Cloudは、「SAP S/4HANA」ビジネススイートに最適化されたプライベートマネージドクラウドサービスだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。