経済産業副大臣の武藤容治氏
経済産業副大臣の武藤容治氏は「政府は、日本経済の成長軌道を確かなものにすべく、生産性革命と人づくり革命を2本柱として、理想的な経済成長の実現につなげたいと考えている。第4次産業革命の中で実施される生産性革命においては、さまざまな産業や企業がデータを介してつながったコネクティッドインダストリーズの実現が鍵になる」と指摘。
「データの共有活用促進のための制度や、IoTとのデータ連携を抜本的に強化する制度を創設することになる。この創設に向けては、CSAJに尽力をいただいたことに感謝する。人づくり革命は、人生100年時代に向けたものであり、産業界とともに推進していく。第4次産業革命スキル習得講座認定制度では、2018年4月以降に開講する23講座を認定したところであり、IT人材の育成にしっかりと取り組んでいく。2017年10月に行われたU22プログラミングコンテストでは、応募総数が過去最高となり、小学生から高校生まで幅広い子供が参加して大盛況だった。今後も次世代を担う人材の育成、発掘に取り組む」と挨拶を続けた。
また「CSAJでは、2020年までにテレワーカー比率で30%を目指す働き方改革宣言を行い、会員企業において、テレワークの導入や副業の自由化、高齢者を含めた再雇用制度など、多様な働き方を認める取り組みを積極的に進めている。さらに、3月までにテレワークに関するセキュリティガイドラインを作成することで、2020年に向けたさらなる積極的な取り組みに期待している」と語った。