AMDは、「Zen 2」マイクロアーキテクチャを用いる次世代の「EPYC」プロセッサの詳細を披露した。
AMDのEPYCプロセッサ「Rome」は、7ナノメートル(nm)プロセスで製造されるチップレット最大8個と14nmプロセスで製造されるI/Oダイを組み合わせており、最大64のZen 2コアを搭載する。AMDによると、これらの新チップによって、現行世代のEPYCチップと比べて、1ソケット当たりの性能は2倍、浮動小数点演算性能は4倍になるという。
AMDはRomeについて、世界初の7nmプロセスによるデータセンター向けプロセッサになるとしている。
Romeは、コア数が最大で2倍になるとともに、レーン数128の初めてのPCIe 4.0対応x86サーバCPUとなる。そのことによって、7nmプロセスで製造されるGPU「Vega」を中心に構築されたハードウェアアクセラレータ「Radeon Instinct MI60」など、次世代アクセラレータをフル活用することが可能になる。
AMDは現在EPYC Romeを顧客にサンプリングしており、2019年にリリースする見通しだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。