Microsoftは米国時間7月29日、データを中核としたセキュリティ製品のベンダーであるBlueTalonを買収したと発表した。買収金額は明らかにされていない。この買収は、ビッグデータ関連のプライバシーやガバナンスへの課題に対するMicrosoftの取り組みに合致するものだ。
MicrosoftのAzure Data担当コーポレートバイスプレジデントのRohan Kumar氏はブログに以下のように記している。
データのプライバシーは、世界各地でプライバシー関連法案(欧州連合の一般データ保護規則:GDPRやカリフォルニア州消費者プライバシー法:CCPAなど)が導入、改定されていることでも分かるように、現代に欠かせない課題の1つとなっている。テクノロジーがわれわれの生活や仕事に深く入り込むなかで、どのようなデータが収集されるのかを簡単に理解、統制できるとともに、誰が何の目的でそのデータにアクセスするのかを容易に管理できるようになっていなければならない。
BlueTalonは「Unified Data Access Control(統合データアクセス制御)ソリューション」を手がけるプロバイダーだ。同社の製品は、データの可視性と統制能力を向上させる。Kumar氏の投稿によると、MicrosoftはBlueTalonのテクノロジーと専門性を活用し、「Azureを用いた、大規模な中央集中型のデータガバナンスによるデータの適切な使用」を実現できるようにするという。
BlueTalonはカリフォルニア州レッドウッドシティに拠点を置いている。MicrosoftのAzure Data Governanceグループに加わるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。