NTTグループの「日本列島“DX支援”計画」が始動、その中身とは - (page 2)

松岡功

2020-02-20 07:00

NTTグループの主力事業はどのように連携するか

 以上が発表の概要だが、筆者が今回この動きを取り上げたのは、まさしくNTTグループならではの全国を対象としたDX支援の取り組みということで、NTTグループが推進する「日本列島“DX支援”計画」だと感じたからだ。

 ちなみに、「日本列島…」と表現したのは、1972年に内閣総理大臣となった田中角栄氏が構想して著した「日本列島改造論」(日刊工業新聞社発行)になぞらえたものだ。この構想に対する評価は別として、文字通り「日本列島を改造しよう」という思いは今回のNTTグループの取り組みも同じではないかと筆者は受け止めた。

 また、同プログラムのキーワードとなっている「サステナブル」は、国連が推進し、政府や自治体だけでなく企業にとっても今や重要な経営課題となっている「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」を根拠としたものである。従って、同プログラムは国も自治体もパートナーとして参加する活動となっているのである。

 さらに今回の動きで注目したいのは、NTTグループの主力企業であるNTT東西会社、NTTコミュニケーションズ、NTTデータ、そしてNTTドコモがどのように連携してDX支援事業を進めていくかだ。

 NTTグループは昨年来、海外での事業推進体制を統合、再編してきている。そして、これからいよいよ国内事業の統合、再編にとりかかる。事業構造が大きく変化している中で、NTTグループとしての今後の成長のカギは、DX支援事業を広げていけるかどうかにかかっている。その大きなテコとなるのが、今回の取り組みではないか、というのが筆者の見立てだ。

 そう考えると、今回の取り組みは「NTTグループ改造計画」でもあるのかもしれない。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]