ピュア・ストレージ、オールフラッシュアレイOS最新版--データ保護強化

阿久津良和

2020-06-12 06:30

 Pure Storageは米国時間6月10日に年次イベント「Pure//Accelerate Digital」を開催した。イベント開催前に日本法人ピュア・ストレージ・ジャパンがオンライン記者会見を開催した。

 Pure Storageの2021年度第1四半期は3億6710万ドルの売上高で、前年同期比12%増。そのうちサブスクリプションモデルの売上高は1億2020万ドル(前年同期比37%増)といずれも2桁成長となった。

Pure Storage 戦略部門バイスプレジデント Matt Kixmoeller氏
Pure Storage 戦略部門バイスプレジデント Matt Kixmoeller氏

 米本社戦略部門バイスプレジデント Matt Kixmoeller氏はIDCのプレスリリースを引用し、「2020年第1四半期のOEMストレージシステム市場は8.2%と減少傾向にあるが、われわれはグローバルで7.7%の成長を遂げている」とアピールし、日本市場で37.5%の成長率を実現したこと明らかにした。また、オールフラッシュアレイ「FlashArray」向けOSの新版となる「Purity//FA 6.0」の提供も開始した。

 約3年ぶりのメジャーアップデートとなるPurity//FA 6.0は、NVMeネットワークプロトコルをEthernetやFibre Channelに拡張して、ストレージとサーバーの間を高速化する「NVMe over Fabrics(NVMe-oF)」の利用時にx86サーバ「Cisco Unified Computing System(UCS)」をサポートしている。

 加えて、VMware環境で、物理層にEthernetをトランスポート層にTCP/IPを利用してリモートのコンピューターのメモリーにデータのDMA転送する「RDMA over Converged Ethernet」もサポートしている。会見ではレプリケーション機能「ActiveDR」とファイルシステム「//FA Files」に絞って解説した。

Purity//FA 6.0の主な新機能(出典:ピュア・ストレージ) Purity//FA 6.0の主な新機能(出典:ピュア・ストレージ)
※クリックすると拡大画像が見られます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]