Pure Storageは米国時間6月10日に年次イベント「Pure//Accelerate Digital」を開催した。イベント開催前に日本法人ピュア・ストレージ・ジャパンがオンライン記者会見を開催した。
Pure Storageの2021年度第1四半期は3億6710万ドルの売上高で、前年同期比12%増。そのうちサブスクリプションモデルの売上高は1億2020万ドル(前年同期比37%増)といずれも2桁成長となった。
Pure Storage 戦略部門バイスプレジデント Matt Kixmoeller氏
米本社戦略部門バイスプレジデント Matt Kixmoeller氏はIDCのプレスリリースを引用し、「2020年第1四半期のOEMストレージシステム市場は8.2%と減少傾向にあるが、われわれはグローバルで7.7%の成長を遂げている」とアピールし、日本市場で37.5%の成長率を実現したこと明らかにした。また、オールフラッシュアレイ「FlashArray」向けOSの新版となる「Purity//FA 6.0」の提供も開始した。
約3年ぶりのメジャーアップデートとなるPurity//FA 6.0は、NVMeネットワークプロトコルをEthernetやFibre Channelに拡張して、ストレージとサーバーの間を高速化する「NVMe over Fabrics(NVMe-oF)」の利用時にx86サーバ「Cisco Unified Computing System(UCS)」をサポートしている。
加えて、VMware環境で、物理層にEthernetをトランスポート層にTCP/IPを利用してリモートのコンピューターのメモリーにデータのDMA転送する「RDMA over Converged Ethernet」もサポートしている。会見ではレプリケーション機能「ActiveDR」とファイルシステム「//FA Files」に絞って解説した。
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