Salesforceは米国時間11月12日、「Revenue Cloud」を発表した。購入プロセスをより速く、容易にし、新たな収益の流れを加速させ、売上効率を向上させることができるサービスだ。購入や契約更新から収益認識に至るまで、企業が顧客との取引を一元的に確認できるよう支援する。
「Salesforce Customer 360 Platform」の一部として提供されるRevenue Cloudは、同社の見積請求管理ソフト「Salesforce CPQ」のほか、使用量ベースの課金、柔軟な請求書発行といった請求プロセスを管理するシステム「Salesforce Billing」などの既存製品を組み合わせたものだ。ほかにも、「Partner Relationship Management」ソフトと「B2B Commerce」が含まれる。
Revenue Cloudには、「Multi-Cloud Billing」や、「CPQ-B2B Commerce connector」など、いくつかの新サービスも含まれている。CPQ-B2B Commerce connectorによって、企業はB2B販売向けにデジタル店舗をカスタマイズしたり、セルフサービス購入用のデジタルカートに設定可能な価格を追加したりできる。さらに、収益に関連した業界別のワークフローなど、Vlocityを買収して取得した新技術も統合されている。
同社はブログへの投稿で、「企業が成長を加速できるように支援したい」と述べている。「取引、ビジネスモデル、収益プロセスの複雑さに関係なく、Revenue Cloudは顧客とのすべての取引データの信頼できる単一の情報源となることができる。また、DocuSign、DigitalRoute、Avalaraなどと提携しているため、企業はRevenue Cloudを拡張して、収益管理プロセス全体を管理できる」
CPQ、Billing、CPQ for Partner Communities、CPQ for Customer Communities、CPQ & B2B Commerce Connectorなどを含むRevenue Cloudは、一般提供を開始している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。