警視庁が2月19日、マルウェアに感染している機器の利用者に注意喚起を実施すると発表した。海外の捜査当局から警察庁に、国内の「Emotet」に感染している機器に関する情報提供があったことが背景にある。
2021年2月下旬から準備が整い次第、当該情報をインターネットサービスプロバイダー(ISP)に提供する。ISPが当該情報に記載されている機器の利用者を特定し、注意喚起する。注意喚起を受けたユーザーに、利用している機器からのEmotetの駆除など必要な対策を実施するように呼びかけている。
Emotetは、メールの添付ファイルを感染経路としたマルウェア。感染すると、感染端末からの情報漏えいや、他のマルウェアの感染といった被害に遭う可能性がある。海外ではテクダウンが実行されたが、近年に情報セキュリティの観点で懸念されたEmotetについて解説した記事を集めた。