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調査

コロナ禍でAIの導入が加速--KMPG調査

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2021-03-18 07:30

 新型コロナウイルスの流行によって人工知能(AI)の導入が加速している一方で、多くのビジネスリーダーが、AIの導入ペースが速すぎることを懸念していることが、KPMGの調査で明らかになった。

 KPMGのレポート「Thriving in an AI World」によれば、AIの導入はあらゆる業界で加速しており、特に製造業、金融サービス業、小売業、テクノロジー業界などで進んでいるという。この調査は、AIについて一定の知識を持つ950社のビジネスやITに関する意思決定権者を対象として実施された。

 業界別に見ると、次の業界では、AIが少なくともある程度は機能していると述べている。

  • インダストリアル分野の製造業では、回答者の93%が、AIは少なくともある程度は機能していると答えた。
  • 金融サービス業では84%、テクノロジー業界では83%、小売業では81%が同様の回答をしている。
  • ライフサイエンス業界の回答者の77%が、AIは少なくともある程度は機能していると答えていた。それに医療業界の67%、政府機関の61%が続く。
  • インダストリアル分野の製造業の回答者の72%は、コロナ禍によってAIの導入が加速したと述べている。
  • KPMGによれば、AIが少なくともある程度機能しているとの回答で、前年のレポートからもっとも大きく増加したのは、金融サービス業、小売業、テクノロジー業界だった。

 ただし、インダストリアル分野の製造業、小売業、テクノロジー業界のビジネスリーダーの約半数(それぞれ55%、49%、49%)は、AIに関する動きが速すぎると考えている。また、小規模企業の回答者の63%およびAIに関する高度な知識を持つビジネスリーダーの51%が、特に導入ペースを懸念していた。

 ほかの主な調査結果は次の通りだ。

  • 小規模企業のビジネスリーダーの88%、大企業のビジネスリーダーの80%は、コロナ禍においてAIが助けになったと回答した。
  • ライフサイエンス業界(94%)と医療業界(91%)のビジネスリーダーは、AIは新型コロナウイルスの症例の広がりを監視する上で役立つと考えている。
  • 金融サービス業のビジネスリーダーの93%は、AIで不正を検知する機能に自信を持っており、1年前(85%)よりもそう考える人の比率が上昇した。
  • AIの高度な知識を持つビジネスリーダーの92%は、政府がAI技術に対する規制に関与すべきだと考えていた。規制が必要だと指摘した回答者は、金融サービス業、小売業、テクノロジー業界で特に増加した。
  • 小売業の47%はAI導入の最大のリスクはサイバーセキュリティの侵害だと考えており、45%はバイアスが最大の問題だと考えていた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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