グーグルとSpaceX、衛星インターネットサービス「Starlink」で提携

Chris Duckett (ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2021-05-17 10:24

 SpaceXとGoogleは米国時間5月13日、SpaceXの衛星インターネットサービス「Starlink」の地上局をGoogleのデータセンター施設内に設置することで合意したと発表した。


提供:CBS News

 Starlinkでは、企業が地方やへき地からクラウドサービスを利用できるようにするということに特に重点が置かれている。

 Googleは発表に「Starlinkの低軌道衛星コンステレーションとの接続性が確立されることで、これら組織はデータやアプリケーションを国や大陸をまたがったチームに向けて迅速かつセキュアなかたちで配送するための経路を手にできるようになる」と記している。

 Google CloudとStarlinkが法人顧客向けに提供するこの新サービスは2021年の後半に利用可能になる見通しだ。

 SpaceXとTeslaの最高経営責任者(CEO)であるElon Musk氏に関するその他のニュースとして、同日にMusk氏が、Teslaでのビットコイン決済を中止するとツイートしたというものもある。

 Musk氏はこの方針変更の理由としてビットコインのエネルギー消費を挙げており、同社はエネルギー消費がビットコインの1%未満となるような仮想通貨(暗号資産)を検討しているという。

 ビットコインの信奉者らはMusk氏に対してすかさず、不換紙幣の取り扱いもやめるべきだという声を上げたり、ビットコインのために費やされる化石燃料は最終的にマイナスになるはずだと告げたりする一方で、自らのお気に入りのこの通貨を後押しているようだ。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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