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NECネッツエスアイ、ハイブリッドワークを実証--イノベーションの担保目指す

大場みのり (編集部)

2021-07-21 13:41

 デジタルソリューション事業などを行うNECネッツエスアイは7月20日、ハイブリッドワーク下でイノベーションを生み出すため、社内実証「体験開発」を開始すると発表した。ハイブリッドワークとは、オフィスワークとテレワークを組み合わせた柔軟な働き方を指す。

 同社は2007年から働き方に関する取り組みを行っており、自宅やサテライトオフィスでの勤務を実施するとともに、「Box」や「Slack」といったITサービスの活用により業務プロセスの改革を進めてきた。

 ただコロナ禍でテレワークが長期化する中、業務は効率化した一方、従業員からは不安の声が挙がっていた。同社の新卒2年目社員への調査では、「仕事の進め方が分からない」「周囲からの刺激が少なく、モチベーションにつながらない」などの意見が多かった。また、リクルートワークス研究所の調査結果によると、テレワークを実施している企業の従業員には「学習意欲の低下」が見られるという。

 同社はこうした課題の原因をコミュニケーション不足と定義し、体験開発の実施に至った。体験開発では、総出で若手を育成する「Step Up!」、仲間と課題解決に取り組む「One Team!」、情報がスムーズに集まる「Creative!」という3つのポイントを狙っている。これらポイントを基に同社は、5つの体験開発を行う。

 例えば「若手社員の育成サポート」では、将来、会社の中核となる若手社員を起点として、テレワークでチームが抱えている課題を構造化し、解決策を実施/検証する(図1)。テレワークにおいて若手社員は、「業務について誰に聞くべきか分からない」「フィードバックの機会がない」といった課題を抱えている。

 この取り組みでは、育成係や所属するチームの枠を超えて若手社員を支援する。例えば、1~2年上の先輩社員でサポートチームを作ったり、アウトプットに対する評価の仕組みを構築したりする。

図1(出典:NECネッツエスアイ) 図1(出典:NECネッツエスアイ)
※クリックすると拡大画像が見られます

 「日本橋イノベーションベース(IB)オフィスでの実証」では、オフィスワーカーとテレワーカーの連携を強化する環境を作り、インフラ、デバイス、ソフトウェア、施策の面で検証する(図2)。例えば、「ハイブリッドワーク 戦略エリア」では、オフィスワーカーとテレワーカーが一体感を持って議論できる仕組みを作り、素早い意思決定を図る。

図2(出典:NECネッツエスアイ) 図2(出典:NECネッツエスアイ)
※クリックすると拡大画像が見られます

 これらの体験開発は、NECネッツエスアイのパートナーである米Kloudspotが提供するハイブリッドワークスペース「KloudHybrid(クラウドハイブリッド)」を活用して行う。

 KloudHybridは、オフィスの平面図と360度画像を活用し、オフィスワーカーとテレワーカーが同じ空間にいるような環境を構築する。これにより、チーム内のメンバーと容易にやりとりできるようになるほか、ハイブリッド空間内を自由に移動することで偶発的な会話が期待される。加えて、リアルオフィスにおける座席の事前予約機能も提供する。NECネッツエスアイは、体験開発を通して得た知見を基に、KloudHybridの新機能開発をKloudspotと行う。

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