Microsoftは米国時間12月7日、「Microsoft Teams Store」を刷新し、チャットやミーティングの質を高めるためのアプリの検索やインストールを容易にしたと発表した。
これには、厳選したアプリをより優れたかたちで分類して提示するランディングページも含まれている。Microsoftはブログ記事で、今後1カ月をかけてこの新ストアをロールアウトしていくとしている。
同社は、「Windows 10」や「Windows 11」向けの「Microsoft Store」を魅力あるものにすることに力を注いできている中、今回「Microsoft Teams」のデスクトップクライアント向けアプリストアのビジュアルを刷新し、新しいアプリの検索やインストールを容易にした。
まず、ユーザーが興味を示しそうなアプリを表示するカルーセルがページ上部に追加されている。また、同社の編集者が厳選したアプリのコレクションも追加されている。なお、これらのアプリは毎月更新されるという。
Microsoftは、Teamsユーザーである同僚や友人が使用しているアプリに基づいて新たなアプリを推奨する「インテリジェントなおすすめ」機能を提供するとしている。これによりユーザーはチーム内のメンバーと容易につながれるようになるとともに、会社や学校でどういったアプリが人気になっているのかを見つけられるようになる。また、Teamsで用いられている人気アプリのコレクションも用意されている。
Teamsアプリの数は「iOS」用や「Android」用として提供されているアプリの数に及ばないのはもちろんだが、それでもMicrosoftは「1000を超える」Teamsアプリを提供しているとしている。開発者はTeamsクライアントのストアを通じてアプリを配布でき、それらアプリは「Microsoft 365」向けのビジネスアプリすべてを扱うマーケットプレイスである「Microsoft AppSource」でも公開される。
またMicrosoftは、ウィンドウの左側に表示されるアプリのカテゴリー表示を刷新し、教育や開発者向けツール、ミーティング&スケジューリング、ニュース&天気といった観点からセグメント化し、Teamsユーザーが適切なアプリを容易に見つけられるようにしている。
これらのカテゴリーでは、さまざまな業務アプリから、特定企業向けに開発された「Power App」に至るまでのあらゆる種類のアプリがサポートされるという。なお、洗練されたこれらのセグメントは、機能や業界といった単位で細分化されている。
アプリに対してレビューを追加する方法については言及されていない。しかしMicrosoftは、「インストールダイアログの再設計を前向きに実施している」と記すとともに、ストアにおけるキュレーションやインテリジェンスに関する側面を近日中に強化するとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。