キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は12月19日、メインフレームをオープン系システムに移行するサービスをリニューアルし、2024年1月9日から新たに提供すると発表した。対象メインフレームに富士通を追加する。
キヤノンITSの旧サービスでは、IBMおよびNECが製造するメインフレームシステムの「Windows」および「Linux」のオープン系システムへの移行を支援していた。リニューアルサービスでは、2030年に販売、2035年にサポートが終了する富士通製のメインフレームを対象に加える。
同社はサービスの特徴に(1)独自ツールによるストレートコンバージョンで手修正を極小化、(2)メインフレーム利用者として培った業務と開発ノウハウ、(3)キヤノンITS保有変換ツール群のカスタマイズ提供、(4)本番電文を用いたオンラインテストなどのツール群、(5)「COBOL」以外にも品質の高いコンバージョン――を挙げている。
リニューアル後のサービス利用価格は個別見積もり。また、2024年度以降に「AIM」や「DB/DC」のマイグレーションツール、オンライン基盤の機能を拡充するという。