JR東日本、新潟駅と長岡駅にウォークスルー改札--顔認証の実証実験

加納恵 (編集部)

2025-04-08 15:55

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は4月8日、上越新幹線で顔認証改札機の実証実験を行うと発表した。新潟駅と長岡駅に顔認証技術を用いた改札機を設置する。

 実施期間は2025年秋頃~2026年春頃を予定。新潟駅にはNEC製、長岡駅にはパナソニック コネクト製の顔認証改札機を設置する。事前に新潟駅と長岡駅の間の新幹線定期券を持っている乗客を対象にモニターを募る。

新潟駅に設置されるNEC製の改札機
新潟駅に設置されるNEC製の改札機
長岡駅に設置されるパナソニック コネクト製の改札機
長岡駅に設置されるパナソニック コネクト製の改札機

 改札機における顔認証技術そのものの精度を確認するほか、照度、カメラ角度、温湿度環境といった機器の設置環境も点検するとのこと。改札機を通過する「歩行者の速度」「カメラと歩行者の距離」や改札機と顔認証センサーの連動なども見定める。

 JR東日本が実証実験企画とサービスを提供し、JR東日本メカトロニクスが顔認証改札機の開発製造管理と運用管理を担当。パナソニック コネクトとNECが顔認証改札機の開発・製造・システム運用を担う。

 モニターは、夏頃に長岡駅で受け付け登録を実施。その際、顔写真の撮影、登録、同意書へのサインが必要となる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]