デルは1月12日、ハード管理ソフト「Dell OpenManage」とNRIデータサービスの統合運用管理ツール「eXsenju」を連携させ、「システム運用管理ソリューション」として販売開始した。デルの技術コンサルティング部門による運用管理コンサルティングと組み合わせて提供していく。
Dell OpenManageは、デルのサーバ「PowerEdge」に標準添付されるハード管理ソフト。サーバのハード監視、内部ストレージ管理、リモートコントロールといった機能を備えている。eXsenjuには、メールサーバやデータベースなど業務アプリケーションの監視、サービスレベル管理、ジョブ管理などの機能がある。
両社の管理ツールを連携させると、OpenManageで検知した障害情報や警告情報をeXsenjuのモニタリング機能に取り込み、一元管理コンソールで集中管理できる。Windows、Linux、Unixが混在する環境でも、OSに依存せず、PowerEdgeサーバのハードからOS、アプリケーションまで包括的にITインフラを管理できるようになる。
導入にあたっては、デルが現状把握や運用要件確認などの現状分析から、システム移行/導入のためのシナリオ精査、スケジュール管理、導入テスト実施、ハード設置、OpenManageおよびeXsenjuの導入および導入後テストまで、フェーズごとに解決策を提案する。
価格は導入規模によって異なる。Windowsサーバ5台とLinuxサーバ1台を対象にeXsenju統合監視機能を実装し、Linuxサーバにジョブ管理機能を追加する場合の税込みライセンス価格は121万2750円。保守費用、コンサルティング費用、導入費用が別途発生する。