日立製作所は1月29日、ウェブシステム向けのオープンソースソフト(OSS)導入支援サービス「かんたんOSS導入サービス」を発表した。2月28日に販売を開始し、3月1日から出荷する。
同サービスは、ウェブシステムの構築から運用に関する支援を総合的に行う。LAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)、LAPP(Linux、Apache、PostgreSQL、PHP)、JBoss Application Serverとなどのミドルウェアを用途別にスタックとして構成し、サーバ「HA8000」シリーズおよび「BladeSymphony BS320」シリーズで事前検証したうえで、対応するサービスを提供していく。
具体的なサービスメニューは、OSSの使用法や仕様に関する問い合わせ対応や情報提供などの「かんたんOSSサポートサービス」と、性能チューニング支援やダウンロード代行などの「かんたんOSSテクニカルサービス」という2種類。
かんたんOSSサポートサービスでは、ウェブシステム構築向け「Webサーバスタック」、データベース(DB)サーバシステム向け「DBサーバスタック」、DB連動型ウェブアプリシステム向け「LAMPスタック」、Javaウェブアプリシステム向け「APサーバスタック」のスタック4種類を用意する。対応するOSSは以下の通り。
- ウェブサーバ:Apache HTTP Server 2.0
- DB:PostgreSQL 8.1、MySQL 5.0
- アプリケーション動作環境:PHP 5.2、Tomcat 5.5、JBoss Application Server 4.0
- その他(運用管理ツール):Tomcat Administration 5.5、phpMyAdmin 2.9、phpPgAdmin 4.0
かんたんOSSサポートサービスの価格は、サーバ1台あたり年額50万4000円から。かんたんOSSテクニカルサービスは、個別見積もりとする。日立では、今後3年間で300システムへのサービス提供を目指す。