富士通はこのほど、3次元仮想設計シミュレータ「VPS(Virtual Product Simulator)」のオプション製品「VPS/Knowhow Share」の販売を開始すると発表した。
同製品は、VPSを利用して3次元モデルの仮想検証を行う際に、過去の製品設計時に蓄積されたノウハウや注意事項を自動的に表示してくれるツール。設計者の認識不足や検討漏れが原因となる類似の設計ミスの防止などに役立つ。
また、製品開発段階で発生する注意事項やアイデアなどのノウハウを3次元モデルと紐づけて自動登録することも可能になるため、ノウハウを次代に残す役割も担える。なお、稼働の前提として、「VPS/Digital Mockup」の導入が必要になる。
10クライアントライセンスの税別価格は、VPS/ Knowhow Share 10Lが1350万円、DMUKSとのセットが3350万円。3月20日に出荷される予定だ。2009年3月末までに6億円の売り上げを目指す。