東京ミッドタウン、基幹網と公衆無線LANインフラにシスコ製品採用

CNET Japan Staff

2007-06-18 08:50

 シスコはこのほど、東京ミッドタウンにおいて、基幹ネットワークと公衆無線LANインフラの構築にシスコ製品が採用されたことを発表した。

 東京ミッドタウンは、三井不動産が開発を手掛け、六本木交差点近くにオープンした複合都市。幹線に10Gbpsの光ファイバを複数通し、従来はビル管理や空調などそれぞれに独立していたシステムをIPによるオープン化を通じて集中化し、将来的なメンテナンスの手間やコストの増加を防ぎながら一元管理できるようなネットワーク設計の下、シスコ製品を導入した。

 オフィス部分の企業内のデータ通信やIPフォンで利用されるだけでなく、共用部分やショップエリア、さらには屋外のミッドタウン・ガーデンに広がるインターネット接続用の公衆無線LAN接続サービスのインフラとしても利用されている。

 有線ネットワークコアスイッチには「Cisco Catalyst6500」シリーズ、無線ネットワークには「Cisco Aironet」シリーズ、ワイヤレスLANを管理するソリューションとしてワイヤレスLANコントローラなどが導入された。

 大規模ワイヤレスネットワークを実現するため、アクセスポイントだけで構成する自律分散型の構成ではなく、アクセスポイントをワイヤレスLANコントローラや、ワイヤレスLANコントローラ管理ソフトウェア(Wireless Controller System:WCS)で束ねて管理する集中管理型の構成にし、電波の常時最適化や、経常的な監視情報の提供を行っている。

図 ネットワーク構成図
※クリックすると拡大画像が見られます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    標準化されたOS「Linux」で実現するIT環境の効率化、検討すべき9つの事項とは

  2. クラウドコンピューティング

    CentOS Linuxアップデート終了の衝撃、最も有力な移行先として注目されるRHELの今

  3. クラウドコンピューティング

    調査結果が示す「Kubernetes」セキュリティの現状、自社の対策強化を実現するには?

  4. OS

    Windows 11移行の不安を“マンガ”でわかりやすく解消!情シスと現場の疑問に応える実践ガイド

  5. 運用管理

    AWSに移行することのメリットと複雑さ--監視ソリューションの導入から活用までを徹底解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]