シスコシステムズは5月12日、GMOインターネット証券がコールセンターの構築にあたり、「Cisco CallManager」および「Cisco Unified Contact Center Express」を採用したことを発表した。同日より運用が開始されている。
Cisco Unified Contact Center Express は、コンタクトセンター向けのパッケージソフトウェア。ACD(自動着信呼分配)機能やIVR(自動音声応答装置)、リアルタイムレポート、ヒストリカルレポート、CAD(Cisco Agent Desktop)とCRM(Customer RelationshipManagement)の連携機能などを搭載する。
GMOインターネット証券は、同製品を導入することで、コンタクトセンター機能をネットワークインフラと統合的に管理できるようになった。上位ルータからエッジに設定するIPフォンまで包括して安定した運用ができ、障害時にも局部的な対応ではなく全体を見据えた対応が行える。
また同社は、今回の稼働にあたりIVRやCRMの機能を活用。ヘルプデスクの作業効率を向上したほか、小人数による効率的な運用を可能にした。