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業界タイムマシン19XX--Trip5:栄華極めるNetWareの座を奪ったWindows NT - 2/6

大河原克行

2007-06-29 08:00

 ……ようこそ、「業界タイムマシン」のコックピットへ。私は、ナビゲーターの大河原克行です。このコーナーでは毎回、IT業界の歴史を、当時の写真を交えながらご紹介していきます。
 さて、今回のテーマは、「栄華極めるNetWareの座を奪ったWindows NT」です。
  ネットワークOSとして、一世を風靡(ふうび)した「NetWare」。ネットワーク時代を迎えたIT業界は、そのNetWareを擁するノベルを中心に動きはじめていました。しかし、マイクロソフトは、Windows NTによって、この勢力図を一気に塗り替えます。NetWareとWindows NTによって彩られた歴史のひと幕を振り返ってみましょう。
 それではこれから、あなたをIT業界の過去へと誘います……。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)
 ノベル(Novell)の日本法人が設立されたのは、1990年3月。日本固有のネットワークOSが林立するなか、米国のネットワークOS市場で、すでに60%のシェアを誇っていたNetWareをひっさげて上陸した。日本法人の資本構成は、米ノベルが62.5%、ソフトバンクが32.5%。さらに、NEC、富士通、東芝などが出資していた。同年7月には、Novellの創業者で、当時の会長であったRaymond Noorda氏が来日して会見(写真)。その場で、NECにおいてTK-80事業の陣頭指揮を振り、パソコン生みの親とも呼ばれる渡辺和也氏を社長に据えると発表。そして、10月には「NetWareコンソーシアム」が発足し、翌年には戦略製品である「NetWare 386」日本語版を投入と、普及に向けた地盤を一気に整えてみせた。実は日本法人を設立したこの年の4月、米国では、LotusがNovellを買収すると発表。Microsoftを抜く世界最大規模のソフトメーカーの誕生が見込まれた。だが、それから1カ月後には、Noorda氏と、Lotusの会長であったJim Manzi氏という個性の強い2人の経営者が、かねてからの業界の予想通りに対立し、買収交渉は決裂した。ちなみに、7月に来日したNoorda氏は、「Novellが成功した要因は何か?」との記者からの質問に答え、「企業規模が大きくなっても、小規模だったスタート時の気持ちを忘れないこと」と語っていた。Noorda氏は、2006年10月に82歳でこの世を去った。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

 ノベル(Novell)の日本法人が設立されたのは、1990年3月。日本固有のネットワークOSが林立するなか、米国のネットワークOS市場で、すでに60%のシェアを誇っていたNetWareをひっさげて上陸した。日本法人の資本構成は、米ノベルが62.5%、ソフトバンクが32.5%。さらに、NEC、富士通、東芝などが出資していた。同年7月には、Novellの創業者で、当時の会長であったRaymond Noorda氏が来日して会見(写真)。その場で、NECにおいてTK-80事業の陣頭指揮を振り、パソコン生みの親とも呼ばれる渡辺和也氏を社長に据えると発表。そして、10月には「NetWareコンソーシアム」が発足し、翌年には戦略製品である「NetWare 386」日本語版を投入と、普及に向けた地盤を一気に整えてみせた。実は日本法人を設立したこの年の4月、米国では、LotusがNovellを買収すると発表。Microsoftを抜く世界最大規模のソフトメーカーの誕生が見込まれた。だが、それから1カ月後には、Noorda氏と、Lotusの会長であったJim Manzi氏という個性の強い2人の経営者が、かねてからの業界の予想通りに対立し、買収交渉は決裂した。ちなみに、7月に来日したNoorda氏は、「Novellが成功した要因は何か?」との記者からの質問に答え、「企業規模が大きくなっても、小規模だったスタート時の気持ちを忘れないこと」と語っていた。Noorda氏は、2006年10月に82歳でこの世を去った。(画像をクリックすると、次のページへ進みます)

写真提供:大河原克行

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