独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は11月26日、脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」をバージョンアップしたと発表した。今回のバージョンアップで、脆弱性の概要欄に画像情報を掲載できるようになり、脆弱性の問題点をより理解しやすくなっている。
また、脆弱性の深刻度評価に採用している共通脆弱性評価システム「CVSS」による脆弱性情報の深刻度を色分けして表示するようになった。これにより、利用者が深刻度を一目で分かるようになっているという。トップページでの新着情報と更新情報の違いも明確にしている。
トップページではまた、過去に新着情報として登録された情報のリンクも付加し、過去の情報を探しやすくしている。さらに、詳細検索機能を強化し、ベンダー名のみでも検索できるようになった。これにより、より柔軟な検索が可能になったほか、検索結果のソート機能も降順、昇順の選択が各項目で自由に行えるようになっている。
JVN iPediaの脆弱性情報をRSS形式で提供する脆弱性対策情報の配信機能「JVNDBRSS」では、配信の種類を従来の「新着/更新情報」「年別情報」に加え、「新着情報」という新規に登録された脆弱性情報のみに特化したJVNDBRSSを用意した。より情報収集方法が多様化し、様々なニーズに応じた情報収集が可能になっている。