「電源長押し」での再起動にメニューがついた
PS3 Linuxのインストール作業中などに、マシンが予期しない状態でハングアップしてしまった場合、通常の電源オン、オフができなくなることがまれにある。
このような状態になってしまった時には、電源スイッチに約5秒以上(「ピッ」という電子音が鳴るまで)触れて電源を切った上で、電源オン時にも約5秒以上(同じく電子音が鳴るまで)スイッチに触れ続けてマシンを起動することで、自動的にPS3のシステムソフトウェア(ゲームOS)が立ち上がるようになっている。
以前は、電源長押しでのスイッチオン後に、いくつかの設定項目を設定し直す画面が表示されていたのだが、現在ではシステムソフトウェアのバージョンアップにより、「コントローラをUSBケーブルで接続してPSボタンを押してください」と指示された後に、復旧用のメニューが表示されるようになった。

このメニューが表示されたら「1.再起動」を選択すれば、以前と同様のシーケンスに入る。
ゲームOSへの切り替えコマンドが「game」に
PS3メニューのXMBから「設定」→「本体設定」→「他のシステムのインストール」を選んでインストールするブートローダ「kboot」。このkbootのコマンドプロンプト(kboot:)からPS3のゲームOSに復帰するためのコマンドが以前の「boot-game-os」から変更になった。今回の記事で紹介する方法でインストールした場合は「game」と入力すると復帰可能だ。
ただ、このコマンドはkbootのベースとなっているカーネルのバージョンによって異なるようなので、もし「game」で復帰しないようなら、従来の「boot-game-os」または「ps3-boot-game-os」のいずれかも試してみてほしい。

(次項は「Yellow Dog Linux 6.1」)