PS3 Linuxお試しインストールガイド2008--今年はUbuntuも入れてみた! - (page 2)

高橋美津

2008-12-28 03:23

「電源長押し」での再起動にメニューがついた

 PS3 Linuxのインストール作業中などに、マシンが予期しない状態でハングアップしてしまった場合、通常の電源オン、オフができなくなることがまれにある。

 このような状態になってしまった時には、電源スイッチに約5秒以上(「ピッ」という電子音が鳴るまで)触れて電源を切った上で、電源オン時にも約5秒以上(同じく電子音が鳴るまで)スイッチに触れ続けてマシンを起動することで、自動的にPS3のシステムソフトウェア(ゲームOS)が立ち上がるようになっている。

 以前は、電源長押しでのスイッチオン後に、いくつかの設定項目を設定し直す画面が表示されていたのだが、現在ではシステムソフトウェアのバージョンアップにより、「コントローラをUSBケーブルで接続してPSボタンを押してください」と指示された後に、復旧用のメニューが表示されるようになった。

06 「電源長押し」でのリスタートで表示されるようになったメニュー。あまり見たくはない。通常は「1」を選べば大丈夫。

 このメニューが表示されたら「1.再起動」を選択すれば、以前と同様のシーケンスに入る。

ゲームOSへの切り替えコマンドが「game」に

 PS3メニューのXMBから「設定」→「本体設定」→「他のシステムのインストール」を選んでインストールするブートローダ「kboot」。このkbootのコマンドプロンプト(kboot:)からPS3のゲームOSに復帰するためのコマンドが以前の「boot-game-os」から変更になった。今回の記事で紹介する方法でインストールした場合は「game」と入力すると復帰可能だ。

 ただ、このコマンドはkbootのベースとなっているカーネルのバージョンによって異なるようなので、もし「game」で復帰しないようなら、従来の「boot-game-os」または「ps3-boot-game-os」のいずれかも試してみてほしい。

07 PS3 Linuxを導入する際には何度もお目に掛かるkbootの画面。最近のkbootでは、ゲームOSへの切り替えコマンドが「game」になっている。

(次項は「Yellow Dog Linux 6.1」)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 経営

    風向きが変わった「Microsoft 365」のデータ保護戦略、最適なバックアップ対策の進め方

  2. セキュリティ

    2023年のサイバー脅威予測!注目すべき新たな攻撃トレンド「CaaS」という恐るべきビジネスモデル

  3. 経営

    5分でわかる、レポート作成の心得!成果至上主義のせっかちな上司も納得のレポートとは

  4. 運用管理

    AWS、GCP、Azureを中心としたクラウドネイティブ環境における5つのセキュリティ強化策

  5. 経営

    「脱PPAP」で三井ホームが導入、先進機能が統合されたメールセキュリティ対策とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]