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戦略的に考えるための7つの便利なフレームワーク--お好みは「ハードS」「ソフトS」それとも「4P」? - (page 2)

梅田正隆(ロビンソン)

2009-07-03 11:00

2.5 Forces分析

 有名な米国の経営学者、Michael E. Porterが考案した「5 Forces分析」は、業界全体の構造を客観的に分析するときに、便利なフレームワークである。このフレームワークは、業界の収益性に影響を及ぼす、大きな「5つの力(競争要因)」 に切り分けて分析する。

 5つのフォースでは、業界における「競合企業間の敵対関係」の力の大きさは、「売り手の交渉力」「買い手の交渉力」「新規参入業者の脅威」「代替品の脅威」の4つの力(競争要員)の大きさに影響を受ける、と考える。

5 Forces分析のイメージ 「5 Forces分析」のイメージ

 このフレームワークには、具体的な企業名を書き入れて考えてもよい。中央の枠は、現在の業界の競合状態を表すため、強力な競合他社をいくつか記入することが多い。

 「売り手の脅威」が大きいときは、サプライヤー(メーカー)の力が強い。「買い手の脅威」が大きいときは、顧客の力が強く、価格が低く抑えられやすい。「新規参入業者の脅威」が大きいときは、参入障壁が低く、強力なライバルが現われやすい。「代替品の脅威」が大きいときは、異なる分野から画期的な製品やサービスが提供され、市場を奪われるかもしれない。「競合企業間の敵対関係」が大きいときは、参入企業数が多く、収益性は低下する。

 業界における自社の現状分析にも使えるし、異業種への転職活動の際にも使えるだろう。

3.「7S」のフレームワーク

 転職の際の企業分析に使えそうなフレームワークとしては、マッキンゼーが考案した「7S」もある。要素が「7つのS」で切り分けられている。

 「7つのS」は、「Strategy(戦略の方向性)」「Structure(組織形態)」「System(業務プロセスや管理システムの特徴)」「Style(企業文化、風土の特徴)」「Staff(組織としての社員の質)」「Skill(組織に蓄積された技能)」「Shared Value(共有する価値観)」で構成される。最初から3つめのSまでを「ハードS」、残り4つのSを「ソフトS」と分類している。

「7S」フレームワーク
「7S」フレームワーク

 7Sの分析においてポイントとなりそうなのは、「Strategy」の観点から、他のSとの整合性が取れているかどうかをチェックできる点だ。たとえば戦略が「シルバー富裕層に集中する」というものであった場合に、バリアフリーの店舗が展開されていなかったり、社員教育や営業ツールが高齢者に配慮されたものになっていなかった場合には、戦略に則した組織(Staff)に改善する必要がある。

4.「SWOT分析」と「クロスSWOT分析」

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