「HiRDB」最新版--インメモリに対応、ストリームデータ処理を採用

田中好伸(編集部) 2010年02月25日 15時45分

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 日立製作所は2月25日、データベース(DB)の最新版「HiRDB Version 9」の販売を開始した。価格は189万円から、4月28日から出荷する。前版から4年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。

 HiRDB Version 9は、DBエンジンの「HiRDB Server」とDBサーバのオプションである「HiRDB Accelerator」でインメモリ処理をサポートする。ネットオークションなど商品情報テーブルに対して高頻度のDBアクセスが集中するような運用でのDB処理性能を、既存製品と比べて約3倍から約30倍に向上させている。

 インメモリDBと従来のディスクDBの併用も可能だ。高頻度アクセスが集中するDBのテーブルはメモリ上で処理し、各種の処理履歴情報などDBアクセスが高頻度になりにくいテーブルはディスク上で処理するなど、業務やシステム運用に応じた使い分けができるようになるという。

 HiRDB Version 9はまた、先端技術とされる「ストリームデータ処理」を採用した「HiRDB RealTime Monitor」を製品化している。ストリームデータ処理は、刻々と発生する大量の時系列データをリアルタイムに分析可能とする技術。時系列データが示すさまざまな事象をリアルタイムに把握でき、モニタリング分野への適用が期待されている。

 従来は、たとえばDBの構築や運用時にDBアクセスのレスポンスが遅い場合に、アプリケーションから発行されるSQLの応答時間の遅延について、大量のSQLログに出力して分析する必要があり、解明するまでに時間がかかるケースもあった。

 HiRDB RealTime Monitorは、リアルタイム稼働分析機能で性能上のボトルネックとなる可能性のあるSQLを早期に検知する。性能問題が顕在化する前に、DBチューニングやDBキャッシュの拡張といった事前対処が可能となり、効率的なDB性能の最適化を行えるとしている。

 価格はHiRDB Acceleratorが94万5000円から、HiRDB RealTime Monitorが63万円から。4月28日から出荷される。

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