伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は4月8日、企業向け情報管理システムの最新版となる「EIMANAGER/Web Ver.4.0」を4月12日から販売することを発表した。価格は1000ユーザーで2500万円(税別)から。
新版では、ユーザーインターフェースの利便性、セキュリティや運用での機密性、アプリケーション構築でのPDCAサイクルにもとづく拡張性という3つの基本コンセプトを支えるフレームワークを強化、組み込みソフトウェア開発者の活用する成果物管理という視点から生まれた機能群を中心にドキュメント管理アプリケーションの機能拡張を図っているという。
新版のEIMANAGER/Webを活用することで、通常のソフトウェア開発では管理フレームワークとして開発の効率化を図れるとしている。組み込みソフトウェアの開発では、強化されたドキュメント管理機能で、成果物管理の効率化が実現できるとしている。
家電を含めた多くの製品が組み込みソフトウェアを活用しており、大手製造業ではソフトウェアの品質が製品全体の品質に大きく影響を及ぼすようになっているとされる。しかし、組み込みソフトウェアは、用途ごとに異なる成果物が多岐にわたるため、開発段階の増大する成果物やドキュメントを管理することが大きな課題になっているといわれている。
EIMANAGER/Webは、CTCがユーザー企業の要望をもとに自社開発した情報管理システム開発基盤。FlashをベースにしたRIA技術を採用しており、2006年末のリリース以来、大手製造業を中心に開発におけるプロジェクト管理のフレームワークとして活用されているほか、営業意思決定支援ツールや内部統制のプロセス管理、ドキュメント管理アプリケーションとしてシンクタンクや大手システムインテグレーター(SIer)などでの導入実績があるという。