CTC、情報管理システム「EIMANAGER/Web」新版--組み込み系の成果物管理を強化

田中好伸(編集部)

2010-04-09 12:18

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は4月8日、企業向け情報管理システムの最新版となる「EIMANAGER/Web Ver.4.0」を4月12日から販売することを発表した。価格は1000ユーザーで2500万円(税別)から。

 新版では、ユーザーインターフェースの利便性、セキュリティや運用での機密性、アプリケーション構築でのPDCAサイクルにもとづく拡張性という3つの基本コンセプトを支えるフレームワークを強化、組み込みソフトウェア開発者の活用する成果物管理という視点から生まれた機能群を中心にドキュメント管理アプリケーションの機能拡張を図っているという。

 新版のEIMANAGER/Webを活用することで、通常のソフトウェア開発では管理フレームワークとして開発の効率化を図れるとしている。組み込みソフトウェアの開発では、強化されたドキュメント管理機能で、成果物管理の効率化が実現できるとしている。

 家電を含めた多くの製品が組み込みソフトウェアを活用しており、大手製造業ではソフトウェアの品質が製品全体の品質に大きく影響を及ぼすようになっているとされる。しかし、組み込みソフトウェアは、用途ごとに異なる成果物が多岐にわたるため、開発段階の増大する成果物やドキュメントを管理することが大きな課題になっているといわれている。

 EIMANAGER/Webは、CTCがユーザー企業の要望をもとに自社開発した情報管理システム開発基盤。FlashをベースにしたRIA技術を採用しており、2006年末のリリース以来、大手製造業を中心に開発におけるプロジェクト管理のフレームワークとして活用されているほか、営業意思決定支援ツールや内部統制のプロセス管理、ドキュメント管理アプリケーションとしてシンクタンクや大手システムインテグレーター(SIer)などでの導入実績があるという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  4. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  5. クラウドコンピューティング

    Snowflakeを例に徹底解説!迅速&柔軟な企業経営に欠かせない、データ統合基盤活用のポイント

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]