いざというときヒーローになれる(かもしれない)5つのデータ復旧ツール

Brien Posey (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2012-02-22 07:30

 ITのプロフェッショナルであるあなたは、友人や家族から、クラッシュしたハードディスクのデータを取り戻して欲しいという電話を受けることがあるはずだ。そういった状況ではバックアップはないのが普通なので、ここではデータ復旧ユーティリティをいくつか紹介することにしたい。

1.VirtualLab Data Recovery

 VirtualLab Data Recovery(図A)は39ドル95セントで販売されており、汎用のデータ復旧ユーティリティとして設計されている。よく使われるFAT、FAT-32、NTFSの各ファイルシステムをサポートしているほか、MacのHFSおよびHFS+、さらにNFSまでもサポートしている。それに加え、USBフラッシュメモリやカメラ用のメモリカードなどのデバイスのデータ復旧もサポートしている。わたしの意見では、このツールのもっとも便利な機能は、故障したハードディスクからセクタ単位のコピーを作成するというものだ。これによって、ハードディスクの故障が進んだり、復旧中に完全に故障したりする心配をせずに、復旧プロセスを進めることができるようになる。

図A


VirtualLab Data Recovery

2.File Scavenger - データ復旧ユーティリティ

 File Scavenger - データ復旧ユーティリティ(図B)は、失われたデータを復旧するためのもう1つのツールだ。多くのディスク修復ユーティリティ同様、File Scavengerは(49ドル95セントで販売されている)壊れたボリュームからデータを取り出すことも可能だ。しかし、このツールが得意とするのは、誤って削除してしまったファイルの復旧だ。これには、削除されてしまったパーティション上のデータや再フォーマットされたディスク上のデータも含まれる。

図B


File Scavenger - Data Recovery Utility

3.BootSuite 2012

 SpotmauのBootSuite 2012(図C)は、単なるディスク修復ユーティリティではない。このユーティリティは99ドル95セントで販売されており、「スーパー・データ・レスキュー・パッケージ」を持っているが、それは主要な8つの機能のうちの1つに過ぎない。このユーティリティは、ブート時の問題を修正する、ブルースクリーンエラーから回復する、失われたWindowsパスワードをリセットするなどの機能も持っている。同社はPowerSuite Golden 2012と呼ばれるプレミアム版のユーティリティも150ドル95セントで販売しており、こちらはWindowsやMicrosoft Officeのプロダクトキーを見つけることさえできる。

図C


BootSuite 2012

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