海外の大手メーカーはこのシステムを持っていないが、Appleは2011年8月、「iPhone」ユーザー向けに「iOS 5」にこの緊急地震速報システムを追加する予定だと発表した。
今思い返せば、最初の地震は、その後経験したいくつかの地震よりも規模的にずっと小さなものだった。
先日の土曜の朝、わたしは震源地が東京に非常に近い、マグニチュード5.5の地震で目が覚めた。住居に施したあらゆる地震対策は、すべて機能していることがわかり、わたしは喜んだ。
すべての引き出しはそのまま納まっており、窓も大丈夫だった。不便なことに、エレベーターは停止していた。何もかも無事だったが、その週に報じられていた地震関係の恐ろしいニュースでいっぱいになった自分の頭の一部を冷やすには、かなりの時間がかかった。
日本のほとんどの人が、地震が起きてもまったく動じないのには驚くばかりだ。何もかもがいつも通りに進む。彼らはもっとひどい状況を体験しており、やるべきことは残っているからだ。
わたしは、日本では小さな地震はよくあることだということは知っている。ここに来る前に、誰もがわたしにそう教えてくれた。また、誰もが日本に行くなどおかしいと言ったのには、福島の状況のこともある。
山田孝男氏の書いているような記事が読めるのは、心強く感じる。海外から日本に来ているわたしにとって、こういった英語でのニュースは、入手できる最善の情報だからだ。
わたしはまた、日本の気象庁のウェブページをブックマークしており、緊急時にすぐに見ることができるようにしている。このページにも、わたしのような日本語初心者向けの、英語の情報が掲載される。
やや歪められた統計によって引き起こされたパニックは、かなり誇張されたものだったが、東京に住む者にとってはよい警告となり、自分たちに備えが必要であることを再認識させてくれた。
異国の客であるわたしにとっては、母国でどんなに技術が進んでいても、十分ではないかもしれないということを再認識させてくれた。携帯電話にどれだけ多くの緊急地震速報が届いたとしても、やや手遅れの時間にしか届かない可能性が高い。
どれだけ英語のニュースが手に入っても、ニュースはまず日本語で報じられるし、自分が他の人と同様に備えられているかどうかは、自分で確認しなくてはならないのだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。