編集部からのお知らせ
新着・電子インボイスの記事まとめ
記事まとめDL:オンライン確認「eKYC」

日産CIO 行徳氏「ビジネスを変革するソリューションの提供がIS部門の役割」 - (page 2)

大川 淳

2012-04-06 14:06

IT改革で2300億円を削減

 日産のIT改革は「2005年から2010年の間にターニングポイントがあった」と行徳氏。

 2005〜2010年までの「BEST(Business Alignment Enterprise Architecture Selective Sourcing Technology Sinplification)Program」は、以下のような施策を目指すものだった。

  • ISトータルコストの見える化による業務部署との関係強化
  • グローバル規模でのシステムの標準化と最適化
  • 選択的で戦略的なソーシング——つまりITベンダーとの関係の再考
  • 採用したテクノロジの標準化とシンプル化

 「2005年当時はカスタマイズの比重が大きかったのだが、標準化を徹底した」(行徳氏)

 この改革のきっかけになったのは、米Hackett Groupのベンチマークサービスによる分析の結果だった。2004年頃の日産は標準化が十分ではなく、高コスト体質にあり、アプリケ−ションは複雑性が高く、かなり危険な状態にあると指摘された。

 BESTProgramの成果は目覚しいものだった。4131ものプロジェクトを実行し、これらのプロジェクトとBESTProgramによるコスト削減額を合計すると2300億円にも及んだ。さらに、404のアプリケ−ションを削減し、内部で活用するITのうち標準化率は80%に上った。2010年度はユーザー1人あたりのITコストを37%縮減している。

 BESTProgramの後継として、「NISSAN POWER 88」を支える戦略は「VITESSE」と呼ばれる。仏語で速度という意味だが、Value、Innovation、Technology、Simplification、Service、Excellenceの頭文字でもある。ここでは「ビジネスサイドとISサイドのブレイクスルーにより、プロセスの改善や生産性の向上」(同)を目指す。

 行徳氏は「システムづくりは、人間によって決まる部分も大きい。優れた人材を育成し、モチベーションを維持していくようにすることも重要だ」としている。

Keep up with ZDNet Japan
ZDNet JapanはFacebookページTwitterRSSNewsletter(メールマガジン)でも情報を配信しています。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]